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トピックス 2026年03月30日

経営課題から伴走し、静岡のAI化を目指す。AIスタートアップ「HIBARI」の事業成長

______________________________________________静岡県が運営するイノベーション拠点「SHIP」では、地域における起業支援や新規事業開発、DX支援、デジタル人材やイノベーション人材の育成を目的とした多様な支援を行っています。本シリーズでは、SHIPを活用し成長・発展を遂げた起業家や企業、プロジェクトの事例を通じて、SHIPが果たす役割と効果をご紹介いたします。皆さまの今後のSHIP活用のヒントになれば幸いです。ぜひご覧ください。______________________________________________

経営課題から伴走し、静岡のAI化を目指す。AIスタートアップ「HIBARI」の事業成長

沼津市に本社を構え、AIシステムやIoTデバイスの開発を手がけるAIスタートアップ、株式会社HIBARI。同社は特定のプロダクトを販売するのではなく、顧客の経営課題に寄り添い、システムの企画から実装、運用までを一貫してサポートしています。

今回は、同社代表の佐藤 羽瑠氏に、SHIPとの出会いや活用方法、そして今後の展望についてお話を伺いました。

 

経営課題レベルから伴走するAI開発

弊社はAIシステムやIoTデバイスの開発をしているAIスタートアップです。積極的に営業するスタイルではなく、お客様一社一社の経営課題レベルからお話を伺いながら、「どういうシステムを作るか」を一緒に考えて、実際に実装して運用までを一貫して行っている点が特徴です。

 

「ぬましんCOMPASS」からSHIPへ

弊社は沼津に本社を置き、沼津信用金庫さんが運営する「ぬましんCOMPASS」というインキュベーション施設を利用しています。最初はそのネットワークを通じたイベント情報などから、県が運営するSHIPという施設の存在を知りました。

実際にSHIPに足を運ぶようになったきっかけは、イベントでSHIPのスタッフの方々とお会いし、「AIコミュニティを作ろう」といった構想を話し合ったのがきっかけでした。

現在は、お客様が静岡市方面にも増えてきたことや、県との打ち合わせの機会があることから、静岡市を訪れた際にSHIPに立ち寄ったり、イベントに呼んでいただいたりと、活用の機会が増えています。

 

認識のズレを埋めるSHIPの伴走支援

SHIPには、イベントに関する事前調整や、県との取り組みの際の調整役として、大変お世話になっています。

特に事業成長に直結したのが、「SEEEAs Shizuoka」というイベントでの「リバース&アンサーピッチ」です。これは大企業の課題に対してスタートアップが提案を行う企画で、弊社はサーラフィナンシャルサービス様の課題に対して提案を行いました。

同社は、多数の保険を扱う中での手数料の管理と、グループ全体が持つ多様なデータの保険営業への活用という2つの課題を抱えていました。

提案をブラッシュアップしていく過程では、大企業との協業において現場担当者と経営層で課題認識が異なるケースが多いように、当初のヒアリングでは「手数料の管理がブラックボックス化しており、具体的な数字が把握できていない」と理解していましたが、SHIPの相談員である五十嵐さんが間に入って調整してくださったことで、「数字は存在しているが、膨大すぎてマスターに登録できていない」という本質的な課題が明らかになりました。

この認識のズレを修正し、最終発表に向けて一緒に調整していただいたおかげで、秘密保持契約のもと、実際のデータの提供を受け、契約に向けた具体的な協議に進展しています。事業成長に直結する重要な局面で、手厚い支援をいただきました。

また、SHIPが運営する学生起業コミュニティ「CREWS」では、コメンテーターとして後進の育成にも携わっています。

県内情報のハブとしてのSHIP

SHIPを活用するようになり、県内の情報が格段に入ってきやすくなりました。

私たちは東部に拠点があるため、これまでは中・西部の情報が入りにくい状況でした。しかし、県の施策やイベント情報はSHIPに集約されるため、「知らずに参加を逃す」ということがなくなりました。

県外への営業は地道なテレアポを行っていましたが、県内においてはイベントを通じたつながりが重要です。SHIPの相談員の方々に「中部や西部にも展開したい」と相談することで、イベントや参加方法についてアドバイスをいただき、営業活動のハブとしても活用しています。

静岡県内を中心にAIで効率化や生産性を上げていく

創業から約1年4か月で、従業員数は5名から15名に拡大しました。2026年度中に30〜40名規模を目指しています。

当初は全国で展開していく方針でしたが、今は原点回帰し、「まずは静岡県内を中心にAIによる効率化と生産性向上を実現する」ことに注力しています。静岡県内におけるAI活用を包括的に支援するハブ企業となることを目標とし、まずは着実に実績を積み重ねていきます。そして、その先には静岡で培った技術や実績をもとに、県外、全国、世界へと広げていきたいと考えています。

静岡県は広く、地域によって行政機能もバラバラな部分があります。だからこそ、行政の中心である静岡市に拠点を構えるSHIPには、情報集約のハブとして、また新たな連携や挑戦を生み出す仲介役として、引き続き強力な役割を期待しています。

ビニに入るように気軽な感覚で——SHIPをもっと身近に

SHIPの活用を迷っている方には、「とりあえずフラッと来てみたらいい」とお伝えしたいです。

常に誰かしらいらっしゃいますし、初めて訪れても必ず声をかけてもらえます。施設の案内をしてくれたり、作業している方を紹介してくれたりと、そこから出会いが大きく広がります。

どのような場所かは、実際に訪れてみればすぐに分かります。コンビニに入るように気軽な感覚で、まずは足を運んでみてほしいと思います。

 

 

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